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胃腸内科 > 胃潰瘍、十二指腸潰瘍

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

胃では、強力な胃酸と粘膜を保護する粘液が分泌されています。胃酸の力が強すぎると胃粘膜が傷つき、胃粘膜が掘れた状態になることがあります。
これが胃潰瘍です。同様に、十二指腸の壁が掘れた状態になるのが十二指腸潰瘍です。
十二指腸の壁はとても薄いので潰瘍が深くなると、十二指腸壁が穿孔して腸液がお腹の中にもれ、生命にかかわる腹膜炎となることもあります。
腹痛は、お腹がすいたときに現れたり、食べた後に現れることがあります。
原因は、ストレスや胃酸過多、喫煙、酒、香辛料などの刺激物、ピロリ菌といった攻撃因子と、粘液や粘膜血流、プロスタグランジンといった防御因子のバランスが崩れ、攻撃側が強くなったことによります。

胃内視鏡検査により潰瘍の存在を確認します。潰瘍周辺の細胞を採取してがん細胞がないことを確認します。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療では、禁煙はもちろん、お酒も断酒しましょう。また、ストレスを溜め込まないように、ストレスの解消に努めましょう。ピロリ菌陽性の場合には、除菌薬を1週間服用していただきます。
その後、胃酸を減らすお薬と胃粘膜保護剤を服用していただきます。潰瘍の治療を開始すると、2-3週間で腹痛はかなり良くなります。しかし、潰瘍治療薬を自己判断で中止すると再び潰瘍が悪化しますので、医師の指示に従って服用を続けてください。

2015/07/06/
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