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ヘリコバクター・ピロリ > 胃がん

胃がん検診と胃がんリスク検診

皆さん、毎年胃がん検診を受けていますか?
ピロリ菌が胃がんの発生に大きく関与することがかわかり、ヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)を胃に保有している方は積極的に除菌治療するように勧められます。
一方、慢性胃炎がなく且つピロリ菌を保有していない方は、胃がん発生のリスクが極めて少ないことが分かりました。
胃がんリスク検診は、血清ペプシノーゲンとピロリ抗体を血液検査で測定し、慢性萎縮性胃炎があるか?ピロリ菌感染があるか?をしらべて、胃がんのリスクが多いかどうかを分類する検診です。
例えば、胃がんリスク検診でA群に分類されれば、慢性萎縮性胃炎もなく、ピロリ菌感染もないと推定されることから、胃がんリスクは、少ないと考えられるわkです。
一方、B群、C群、D群に分類されれば多かれ少なかれ胃がん発生のリスクがあるわけですから、毎年の胃がん検診(バリウム造影か、胃カメラ検査)を受けることが推奨されます。
最近、胃がんリスク検診だけ行い、本来受けておくべき胃がん検診を受けない方がいますが、検診の意味が異なるので、誤解のないようにお願いいたします。

2019/07/31/
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