腎機能が悪いと言われたら、、、
腎臓は尿を作ることによって、身体にとって不要になったものを外に捨てる作業をしています。
腎臓の働きが低下したら、身体に不要なものが貯まってしまうことになります。
腎臓障害となる病気の多くは進行性のもので、かなり進行しないと自覚症状が現れにくいのです。
顔やまぶた、手足がむくむ
尿がにごり、量も少ない
食欲がない、吐き気がある
身体がだるい
腰のあたりが痛い
頭痛、めまい感がある
最近の健診では、血液検査による腎機能検査を省き、尿潜血、尿たんぱく検査で済ませてしまうことがあります。
尿たんぱく陽性あるいは尿潜血陽性の方は、必ず血液検査による腎機能検査を行いましょう。
高齢者ほど腎機能が低下している方が多いので、市町村が実施する総合検診でも、血液検査により腎機能検査を復活させて欲しいとおもいます。
企業健診や人間ドックでは、血液検査で血清クレアチニンを測定し、eGFRを計算するようになってきました。eGFRは、腎臓の尿を作る力を示す指標で、60以下になると、慢性腎臓病が疑われます。
高血圧症や糖尿病の方は、動脈硬化が進みやすく、動脈硬化が進行すると腎臓の働きが低下してくるのです。
塩分摂取量が多いと、動脈硬化が進行し、腎機能を低下させるので、まずは、塩分摂取量を減らす努力をしましょう。