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胃癌検診で、慢性胃炎を指摘されたけれど、、、(2)

検診で慢性胃炎と指摘された方は、胃癌発生の危険があります。
慢性胃炎の原因として最も多いのは、ピロリ菌感染です。
もしピロリ菌感染があれば、除菌治療により胃癌発生の危険を1/3に減らすことができると言われています。

バリウム造影で胃癌の所見がなくても、内視鏡検査で早期胃癌が発見されることがあります。
ピロリ菌の除菌治療を開始するにあたり、まず最初に胃内視鏡検査を行って胃癌がないか、確認をしましょう。
胃内視鏡検査で慢性胃炎とピロリ菌感染があることが確認されたら、除菌治療に進みます。

除菌治療は、 アモキシシリン、クラリスロマイシン、タケキャブ(ボノプラザンフマル酸塩)を1週間集中して服用します。
除菌成功率は70-80%ですが、飲酒すると除菌成功率が下がるため、除菌治療中は禁酒することになります。
除菌治療中に、腹部膨満感、軟便、下痢を伴うことがあります。軽い下痢なら想定内なので除菌治療を継続しましょう。
除菌治療中に、手足や体に発疹が出現することがあります。発疹が出現したら、除菌治療は何日目でも中止してください。かゆみを伴うことも多く抗アレルギー剤などを処方するので再診するようお願い致します。

除菌治療後4~8週ごろに除菌治療が成功したか必ず確認しましょう。
確認方法は、尿素呼気試験といって、吐いた息を分析する方法で行います。
最初の胃内視鏡検査で潰瘍や胃癌を疑う病変がなければ、除菌判定のための胃内視鏡検査はしなくてもよいのです。

除菌治療が成功しても胃癌になる危険性は1/3程度で依然として残っています。
毎年の胃癌検診を必ず受けてください。

2018/11/30/
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