外科

下肢静脈瘤

膝やふくらはぎの血管が膨れていませんか? それは下肢の静脈が拡張して蛇行する病気で、下肢静脈瘤といいます。下肢静脈瘤は立ち仕事の多い方になりやすく、男女比は男性3:女性7と女性に多い病気です。
下肢静脈瘤の初期の段階では静脈が網の目状やクモの巣状を呈していますが、痛みなどの自覚症状はありません。やがて進行すると下肢の静脈が太く蛇行してきます。時には、脚が重い、だるい、つるといった自覚症状を訴えることがあります。重症例では、脚の循環障害によって、皮膚湿疹や皮膚潰瘍を合併することがあります。また、静脈瘤にできた血栓が肺に流れていって命に関わる肺血栓症になることがあります。
下肢静脈瘤の治療は、有効な内服薬はなく根本的な治療は外科治療となります。最近では、血管内手術として、血管内にレーザー光線をあてて血管を焼灼して治療する方法が保険適応となりました。日帰り手術や短期間の入院で治療が可能となりました。従来行われていた静脈瘤となった血管を抜去する手術よりも、痛みが少なく日常生活に早く復帰できるようになりました。
このように、レーザー治療の普及により患者さんの身体的な負担も軽減されてきました。下肢静脈瘤のある患者さんは、美容上の問題だけでなく、命にかかわる肺血栓症の危険を考慮して、積極的に治療を考えてゆきましょう。

2015/07/21/
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