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高血圧症

高血圧症の患者数は4300万人と推定され、血圧が高くなればなるほど、全心血管病、脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病の罹患リスク、死亡リスクが増えます。

高血圧症の診断基準は 診察室で140/90mmHg以上、家庭血圧では135/85mmHg以上です。しかし、最高血圧150mmHg程度では症状もなく高血圧症とは気づきません。

  • 健診で高血圧を指摘されたが、本当に高血圧症なのか?
  • 降圧剤を服用しているが、きちんと下がっていのか?
  • 早朝、起きぬけの血圧は高くないのか?

当院では、診察時のたった1回の血圧測定よりも日々の家庭血圧の測定値を重視して診療を進めてゆきます。必ず家庭血圧を測定する習慣を身につけましょう。

<血圧測定のルール>

最初に患者さんに守っていただきたいこと。

  1. 測定値に一喜一憂してはいけません。
  2. 測定値に基づいて勝手に降圧剤の中止や増減をしてはいけません。

朝の測定

  • 起床後1時間以内
  • 排尿後
  • 座位1~2分以上休んでから
  • 朝食前
  • 服薬前

夜の測定

  • 就寝前
  • 排尿後
  • 座位で1~2分以上休んでから

新規に家庭血圧計を購入する場合は、上腕型家庭血圧計をおすすめします。家庭用血圧計をお持ちでない場合は、当院より2週間ずつ貸し出ししております。

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家庭用血圧計

2014年に発表された高血圧治療ガイドラインによると、75歳以上の後期高齢者に対して血圧を下げる目標は診察室血圧で150/90mmHg未満としました。ただし、ふらつき感を感じることなく生活できるので(忍容性が)あれば、140/90mmHg未満を目標としました。

 

ガイドライン 診察室血圧 家庭血圧
74歳以下 140/90mmHg未満 135/85mmHg未満
75歳以上 150/90mmHg未満 145/85mmHg未満
↓忍容性があれば↓
140/90mmHg未満 135/85mmHg未満
糖尿病患者 130/80mmHg未満 125/75mmHg未満
慢性腎臓病患者 130/80mmHg未満 125/75mmHg未満
脳血管障害患者 140/90mmHg未満 135/85mmHg未満
冠動脈疾患患者

ほかに、抗血栓薬服薬中、ラクナ梗塞、脳出血、くも膜下出血既往者、心筋梗塞後、一部の心臓病患者は、診察血圧130/80mmHg未満を目指すことが望ましいとされました。

ここで示された目標の140/90mmHg未満とは、実際には130台/80台mmHgの血圧を維持しなさいということです。相当頑張らなければなりません。一緒に頑張りましょう。

 

高血圧症患者さんの生活上の注意は、以下のとおりです。

  • 塩分制限6g以下味噌汁は1日1杯まで、漬物、梅干は食べない、減塩醤油を利用するなど
  • 体重減少(標準体重を目指す)毎日体重を量り、カレンダーに記録する。食べる量を決めて、腹八分目とする
  • もちろん禁煙
  • 節酒(一日当たり、日本酒なら1合以内、ビールなら中ビン1本以内)
  • 運動(30分以上のウォーキングを週3回以上)

当院では動脈硬化度測定装置により、血管年齢や動脈の詰まり具合を痛みを感じることなく、わずか5分で測定することが出来ます。

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動脈硬化度測定装置

2015/07/06/
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